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2006年09月14日 12:16に投稿されたエントリーのページです。

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オフセット・センターループ

オフセット・センターループ
今週も用語集で行ってみようか、と。木曜日は昭和系ファッションの記事を書きたいんですが、無職になってからというもの、どうしてもフトコロ具合が気になって、ユニクロ依存率が高くなってしまいました。なので、(決してユニクロが悪いわけじゃないですけど)こだわりのあるアイテムを全然買っていません。一応掘り出し物を探す努力はしてるんですけどね。

今日のお題は「オフセット・センターループ」です。つまり、ジーンズについているベルトループのうち、体の真後ろについてるはずのループが少しズレちゃってるもののことです。

ヴィンテージのディテールのひとつなのですが、年代が限られていて、Levi'sの場合は1950年代のみの特徴になります。そう、1940年代にも、1960年代にもないのです。Levi'sの復刻ラインでも、55501のみに採用されていて、47や66にはありません。こんな風に、一時期だけ採用された、つまりいったん変更になったものがまた元に戻る、なんてディテールは、大戦モデルを除くと珍しいですね。

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オフセット・センターループが採用された理由は、一般的にはこう説明されます。

「ヒップ中央の縫い合わせは生地の重なりによってかなり厚くなっているため、ベルトループ取り付けが大変だった。ジーンズが大量生産されるようになった50年代に、生産効率を上げるため、少しずらして縫製されるようになった。しかし、60年代に入り、縫製技術が進歩したので、また以前のようにベルトループはセンターにつけられるようになった。」

このオフセット・センターループ、かなり多くのヴィンテージ・レプリカに採用されています。実際には50年代の一時期しかなかったモノなのにね。

ヴィンテージ・ジーンズのディテールって、いろいろありますが、隠しリベットやミミのように、(うまく色落ちさせない限り)外見上は見えないものも少なくありません。一方、バックポケットのステッチやシンチベルトは見てすぐに違いが分かりますね。同様に、オフセット・センターループは外見上はっきりそれと識別できるポイントのひとつになるし、比較的簡単に再現できるモノでもあるから、というのが多く採用されている理由なんじゃないか、と思います。

オフセットの仕方は2種類あって、ループの下の部分だけがオフセットされてる(つまり曲がってついてる)ものと、ループ全体がオフセットされている(まっすぐだけど、ズレてる)ものがあります。上の画像の上段はエドウィンの505RV、下段はボブソン・アースカルチャーのTK504Bです。505RVは下だけオフセット、TK504Bは全体がオフセットされてます。ちなみにLevi'sの55501は下の部分だけオフセットされてます。

しかし、505RVって不思議なジーンズですね。前回の記事でフロント・ポケットのスレーキが大戦モデルを再現してる、って書きましたけど、オフセット・センターループも一緒に再現されてます。「大戦」と「オフセット」は時代的には両立しないんですけどね。ま、一般的に言われているヴィンテージのディテールを積極的に取り入れた結果といえるでしょう。エドウィンの505シリーズはジーンズの量販店で値引きされて売っていることが多いので、手軽にヴィンテージのディテールを楽しめるということも言えます。だから、コレはコレでアリだと思います。

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